げっぷは通常は飲み込んだ空気が胃から逆流することによって引き起こされます。
一般的には無害であり、食事の後や炭酸飲料を摂取した後など、特定の状況で起こることがあります。
ただし、げっぷが頻繁に起こる場合や他の症状と組み合わさる場合は、以下に示すいくつかの病気や状態が関与している可能性があります。
げっぷに隠れている病気
逆流性食道炎
胃酸が食道に逆流することによって引き起こされる症状で、げっぷが主な症状の一つです。
胸焼けや喉の痛みなどの症状も同時に現れることがあります。
胃潰瘍
胃内の傷や潰瘍によってげっぷが引き起こされる場合があります。
他の症状には胃痛や消化不良が含まれることもあります。
過敏性腸症候群(IBS)
腸の運動の異常に関連して、げっぷが起こることがあります。
げっぷと一緒に腹痛、便秘、下痢などが見られることもあります。
機能性ディスペプシア(FD)
「胃が痛い」「胃がもたれる」などの症状はあるのですが、内視鏡などで検査を行っても異常がなく、原因もわからないという場合に診断されるのが機能性ディスペプシア(FD)です。
症状の一つにげっぷがあります。
診断方法
問診や触診のほか、必要に応じて胃カメラ検査などを行い、総合的に判断をします。
当院の胃カメラ検査は鎮静剤を使って、眠ったまま受けていただくことが可能です。
げっぷが日常的に出る状態が続いている場合は、ご相談ください。