健康診断や人間ドックの便検査で「便潜血反応陽性」が出た方や「要精密検査」といわれた方は、大腸内視鏡検査が必要です。
大腸内視鏡検査中に病変が見つかった場合は、その場でポリープやがんを切除し、治療を行うことができます。
当院では、大腸内視鏡の経験豊富な医師が検査を行いますので、小さながんも確実に発見することはもちろん、患者さんに安心していただける苦痛の少ない楽な検査を提供いたします。
状況に応じて胃・大腸内視鏡の同日検査も可能です。ご希望の方はお問い合わせください（042-683-3881）。
大腸カメラはすべて院長が対応いたします
当院の大腸カメラ検査は、院長がすべて行います。
院長は26年間、消化器外科専門医・消化器内視鏡専門医としてがん治療全般に携わってきた、胃や大腸の専門家です。
最新の内視鏡検査機器と、熟練した医師の技術で、快適な大腸カメラ検査をいたします。
炭酸ガスでお腹の不快な張りを軽減します
大腸内視鏡検査は、正確な診断のため大腸に空気を送りながら行わなければなりません。
これらの空気は検査後も大腸に残ってしまうことで、患者さんの不快感につながってしまいます。
そのため当院では、炭酸ガス送気装置を用いて大腸内視鏡検査を行います。
炭酸ガスは、空気と比べ、腸に吸収されやすいという特徴があり、検査後のお腹の膨らみが早く解消され、患者さんの不快感を最小限に抑えることができます。
万全な感染症対策
当クリニックでは、感染症対策として日本消化器内視鏡学会の内視鏡洗浄・消毒ガイドラインを参考に最新の洗浄機器を導入し洗浄を行っております。
検査の流れ
当院で行っている大腸内視鏡検査の流れについてご案内いたします。
※時刻は例になります。
Step1まずは外来へお越しください
- 症状をお伺いしながら問診、診察を行います。
- お薬を服薬中の方やアレルギーのある方は、事前に問診票へご記入をお願いします。お薬手帳をお持ちの方は受付に提出をお願いします。
- ご希望に沿って、検査の予約を行います。
Step2大腸内視鏡検査の前日
～20:00 夕食（検査食）
- 夕食は20:00頃までに済ませてください。
- 夕食の後、1時間ほどしたら下剤をコップ一杯以上のお水でお飲みください。
- 検査の際は、普段お飲みになられているお薬の服薬を止めていただく場合があります。心臓のお薬などを服薬中止が心配な方は事前にご相談ください。
Step3大腸内視鏡検査 当日（できるだけ公共交通機関にてお越しください）
8:00 下剤の服用開始（土曜日は 7:00 服用開始）
- 朝食はお摂りにならないでください。
- 水分はお飲みいただいても大丈夫です。約1時間半から2時間かけて下剤を内服してください。
- 腹痛・嘔吐などの症状が出た場合は、飲むのを中止し当院までご連絡ください。
- 早めにご来院していただき、クリニックで下剤を飲むこともできます。
14:00 来院（土曜日は 11:00 来院）
- 指定のお時間までにお越しください。
14:00～14:30 検査準備（土曜日は 11:00～11:30 検査準備）
- 問診や便の状態確認、検査着への着替えなど、検査前の準備を行います。
- ご希望により、鎮静剤の注射をすることもできます。不安や緊張をやわらげることができます。
14:30～ 検査（土曜日は 11:30～ 検査）
- 検査時間は通常30分程度です。
（ポリープ切除の場合は、検査時間が延長する場合があります）
検査後の休憩
- リカバリー室にて30分～1時間程度休憩していただきます。
15:50 検査結果の説明（土曜日は 12:50～ 検査結果の説明）
- 診察室にて検査結果の説明を行います。
- 何か気になることがありましたらご相談ください。
16:00～ ご帰宅（土曜日は 13:00～ ご帰宅）
- お会計が済んだらご帰宅となります。
- 水分はこまめにお取りください。
Step4検査時にポリープが見つかった場合
大腸内視鏡検査時に、まれに大腸ポリープが見つかる場合があります。
ポリープは検査時にそのまま切除も可能ですので、基本的には切除をおすすめしています。
切除を行った場合は、出血を防止するため1週間ほど旅行や運動・飲酒を控えていただきます。
検査費用
保険診療で大腸カメラ検査（大腸内視鏡検査）を受けた場合の自己負担額の目安をご案内いたします。
| 1割負担 | 3割負担 | |
|---|---|---|
| 大腸内視鏡検査のみ | 約2,000円 | 約7,000円 |
| 大腸内視鏡検査＋病理組織検査 | 約4,000円 | 約10,000～20,000円 |
| 大腸内視鏡ポリープ切除術 | 約8,000～12,000円 | 約20,000～38,000円 |
よくある質問
- 症状はありませんが、大腸カメラ検査を受けた方がよいですか？
- 初期の大腸がんは無症状のことが多いです。
40代以上の方で、まだ一度も大腸カメラ検査を受けたことがない方は、検査を受けることをおすすめします。 - 以前に大腸カメラ検査を受けてつらかったのですが。
- 当院では、おなかの不快な張りを抑える炭酸ガスを使用しているほか、鎮静剤を使ったウトウトした状態での大腸カメラ検査が可能です。
どういった形の検査をするかは、診察時に医師とご相談ください。 - 大腸カメラ検査の費用はどれくらいですか？
- 大腸カメラ検査だけであれば、診察費を含めて3割負担で7,000円程度になります。
検査時に組織の一部を採取して病理検査も行う場合は、3割負担で20,000円程度になります。
保険診療ですので、どの医療機関で検査をおこなっても同じ費用がかかります。 - 胃カメラ検査と大腸カメラ検査を同時に行うことはできますか？
- 同日中に両方の検査を行うことも可能です。
ご希望の方はクリニックにお問い合わせください。 - 妊娠していますが、大腸カメラ検査は受けられますか？
- 申し訳ありませんが、当院では対応しておりません。
まずは通院中の産科の先生にご相談ください。 - 大腸カメラ検査前日で気を付けることはありますか？
- 検査の際に腸内を観察しやすいように、下剤を服用していただく必要があります。
詳しくは診察時にご説明いたします。 - 普段から薬を服用していますが、注意点はありますか？
- 服用されているお薬によって、服用をしても良いもの、検査時には服用を中止していただくものがございます。
詳しくは主治医の先生にご相談ください。 - 大腸カメラ検査にかかる時間はどれくらいですか？
- 何も問題がなければ通常は30分程度です。鎮静剤を使用した場合は、検査後に30分～1時間程度休んでいただきます。
- ポリープを切除するときの痛みが怖いです。
- 腸の粘膜には痛みを感じる神経がないため、ポリープ切除の際には痛みは感じません。ご安心ください。
