おしりから膿が出ていて、押すと痛みを感じるという場合は、痔瘻(じろう)の可能性があります。
痔ろうとは、肛門の周囲が化膿する肛門周囲膿瘍の治療で切開手術をした後や、自然に膿が出た後、穴がふさがらず、いつまでも膿が出続けている、治ったと思ったのに再度腫れ、繰り返し膿が出るというような症状を指します。
また、熱が出ることや、肛門周辺に痛みを感じることもあります。
痔ろうの治療
肛門内への細菌の入り口と膿が出た切開口の間にはっきりとトンネルが出来てしまった場合は、手術をしなければ治りません。
手術を嫌い、痔ろうを放置していると、痔ろうが枝分かれして複雑化する場合や、痔ろうからがん(痔ろうがん)が発生する場合もあります。
早めにクリニックを受診しましょう。
当院の院長は25年以上も消化器外科専門医・消化器内視鏡専門医として胃腸・消化器に携わってきた専門家です。
食道・胃・大腸・肛門など消化器のお悩みはご相談ください。